電動バイク
プロジェクト

はじまり

 2020年、新型コロナウイルスの流行で、電子研究部が毎年参加している大会や競技会がすべて中止になってしまいました。 今年はどのような活動をしていこうかと考えたところ、本校では毎年、体育祭の最終種目に部活動パフォーマンスリレーを行っていると思い出しました。 それに参加するための、乗り物を製作しようと、このプロジェクトを立ち上げることにしました。

設計

 はじめは、キックボードにモーターをつけたようなものを製作しようとしていましたが、見た目がパッとせず、もっとインパクトがあるものをということで議論を重ねた結果、電動バイクを製作することになりました。 ただ、部員全員バイクの構造など全く知らないので、インターネットで検索したり実物を観察したりして構造を理解し、設計しました。

パイプ加工

 フレームは電気工事等で使用する鋼製電線管を使用することにしました。設計どおりに切り出し、パイプ同士を接合する面は密着するように、やすりで曲面に削りました。

溶接

 当初の予定では、半自動溶接にて接合するつもりでしたが、電線管が思ったよりも薄く、穴が開いてしまったためガス溶接に切り替えました。 電子研究部では電子工学科の生徒が多いので、溶接は初めての部員が多かったですが、機械科の先生にやり方を教えていただきながら溶接の練習をしました。 練習を重ね、何とかパイプを溶接するコツをつかむことができ、フレームをつくることができました!協力していただいた先生方、ありがとうございました。

組み立て

 ガス溶接にて接合したフレームを組み立てていきます。 溶接にてフレームにゆがみが発生しており、スイングアームやリアサスペンション、フロントサスペンションなど取り付ける部品点数も多く、作業が難航しました。

完成

 様々な作業を経て、ようやく完成しました!
 完成したのは、発表する体育祭の前日で、真っ暗の中校門付近のロータリーで試験走行を行いました。

体育祭当日

 無事に200mトラック一周を完走することができました!